プラズマ製鋼炉の開発に関する研究
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概要
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プラズマ・ジエットのもつ超高温,不活性ガス雰囲気およびアークの安定性などに注目し,これらを利用して高品質鋼を低廉迅速に製造するための新しい製鋼炉の開発に関する研究を重ねてきた。プラズマ・ジエットの指向性と安定性をいかした試作炉の稼動結果は良好であり,溶解消費電力,トーチ,炉底電極などについての多くの情報が得られた。溶製した材料の品質については主にSUJ2について検討し,介在物,地キズなどの品質特性が著しく向上することを確認した。さらに難加工性材料の加工性が著しく改善されることも確めた。また,これらの品質の向上,改善のメカニズムについて考察を加えた。今後さらに炉の改良と対称鋼種の拡大に向って研究を進める予定である。
- 大同特殊鋼株式会社の論文
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