山羊の下垂体前葉細胞のAldehyde Fuchsin陽性顆粒の顕微分光測光法的研究
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概要
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子山羊の下垂体前葉細胞の形質内のAF陽性顆粒が甲状腺除去後に定量的にどのような変化をするかを顕微分光測光法的に測定し,TSH分泌とAF陽性細胞の関係を知ろうとした.その結果を要約すれば次の通りである. 1) AF染色による染色反応は,測定範囲内での濃渡ではLAMBERT-BEERの法則にしたがう,またこの場合の可染物質は最大吸収波長が約530mμで,その1/2の吸光度を示す波長が約480mμにある吸収曲線になることを認めた. 2) 前葉細胞のAF陽性顆粒は甲状腺除去第1日目に最も著しい減少を示し,以後は余り差はないが,10日から20日の間に再び減少した.20日以後は一定値となつた. 3) 血中TSHの力価は甲状腺除去第1日目にすでに増加した.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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