子山羊の下垂体前葉の甲状腺除去細胞中のRNA含量について
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概要
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子山羊下垂体前葉の甲状腺除去細胞を形態的に5型に分け,それぞれの型の細胞中のRNA含量を顕微分光測光法的に定量した.FLAX and HIMESのAzure B染色で染め時RNAの吸収曲線には2つのpeakが認められる.即ち545mμでのμ-peakと585mμでのβ-peakである.本実験では545mμの波長を用いてRNAの測定を行つた.その結果,初期段階の甲状腺除去細胞のRNA含量はこの細胞の起源と思われる塩基好性細胞より多く,後期段階のものでは少いことを知つた.したがつて,初期段階の甲状腺除去細胞はTSHの旺盛な分泌に関係するものと考えられる.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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