人工ルーメン法による牛の配合飼料の栄養価の評価法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1. ルーメン細菌の洗滌菌体を使い,各種飼料をinvitroで分解させ,乾物減少率,揮発性脂肪酸生成量を測定した結果,めん羊による消化率との間に高い相関が得られた.すなわち乾物,可溶無窒素物,有機物等の見かけの消化率およびTDNはin vitro乾物減少率および揮発性脂肪酸生成量と1%水準で有意の相関を示した.2. 飼料原料について同様の培養法で揮発性脂肪酸生成量と乾物減少率を求めた結果,TDNの文献値との間に1%水準で有意の相関が得られた.3. in vitroの揮発性脂肪酸生成量と乾物減少率とは極めて類似した傾向を示すので,飼料の栄養価の評価には測定の容易な乾物減少率を使つた方がよい.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
著者
関連論文
- 粗飼料無給与によるRumen Parakeratosis発現について
- 初生子牛の栄養に関する研究 : I. 酸化クロームおよびポリエチレングリコールを 指標物質とする消化率測定法の検討
- 揮発性脂肪酸のガスクロマトグラフィーによる定量
- 人工ルーメン法による牛の配合飼料の栄養価の評価法
- ルーメン•プロトゾア計数板の改良