茶アミノ酸類の高速液体クロマトグラフィによる定量
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概要
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高速液体クロマトグラフィーを用いて茶アミノ酸の定量法について検討した。その結果は次のとおりである。<BR>1) スレオニンとセリンの分離は十分でないが18種のアミノ酸類と4種の不明物質を検出した。<BR>2) 試料の調製方法は,熱湯で5回浸出した試料液の.不純物を除去するのにミリポァフィルターを用いた。また,ミリtアフィルター使用による,ろ液のアミノ酸含量の影響は浸出液にテアニンを添加して検討した結果,回収95%であったことからほとんど影響がないことが<BR>認められた。<BR>3) 2.2の分析条件および試料液の調製法で分析した結果,測定値の変動係数は5%以内,アミノ酸の回収率は100±5%であった。
- 日本茶業技術協会の論文