サラブレッド種の競走能力に関する遺伝的研究 : I. 芝馬場とダート馬場の走行タイムの比較について
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概要
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サラブレッド種の芝とダートにおける競走能力を調査するために馬場の種類別,父産地別および性別に4歳時の良馬場の資料を用いて,比較した結果は下記のごとくである.1. 加重平均タイムは,父外国産,父内国産の雌雄とも芝馬場がダートに比べ危険率1%水準で有意に小さかった.加重分散は,父外国産の1,400mを除き,芝馬場の方がダート馬場に比べ小さい傾向がみられた.変異係数は,芝馬場で距離が長くなるにしたがって減少する傾向がみられた.以上のことから芝馬場とダート馬場の環境要因が異質的であることが示唆された.2. 同一個体の芝馬場とダート馬場の走行タイムの相関係数は,統計的有意水準に達するものが多く,γ=0.245〜0.574の範囲であり,距離が長くなるにしたがって相関係数が小さくなる傾向がみられた.
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