ほうじ茶加工に遠赤外線加熱と直火加熱を併用した際のほうじ茶品質への影響
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概要
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従来からの直火加熱のみの直火ほうじ処理(O)と,直火加熱と遠赤外線ヒーター加熱を併用した遠赤外線併用ほうじ処理(C)で造られた茶の香味を比較した。<BR>0処理では強く加熱されたほうじ釜胴底面で茶の一部が焦げ,苦渋味の強いほうじ茶が造られた。これに対してC処理では熱源が二分化されて,遠赤外線ヒーター加熱分だけ釜胴底加熱度が低く調節されるので,釜底面での茶の焦げが防がれて温和な香味を持っほうじ茶が造られた。<BR>本試験で香気成分分析に御協力頂いたお茶の水女子大学大学院生関和陽子氏,また茶の審査に協力頂いた川村翠香園関係の茶商の皆様,元農水省野菜茶試技官原利男・中田典男両氏に厚く感謝いたします。
- 日本茶業技術協会の論文
著者
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