ガスクロマトグラフィーによるサイレージの揮発性脂肪酸と乳酸の同時測定法
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概要
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有機酸組成からみたサイレージの品質鑑定の方法を迅速,かつ容易にするために,揮発性脂肪酸(VFA)と乳酸をガスクロマトグラフィー(GC)によって,同時に測定する方法を検討した.測定用カラムとしては,テレフタール酸(TPA, 60〜80メッシュ)を担体とし,ポリエチレングリコール(PEG)-6000を10%塗布して,1.5mのガラス製カラムにつめたものを用いた.サイレージを水で抽した抽出液を直接,ガスクロマトグラフに注入し,120°Cから190°Cまでの昇温分析をすることによって,VFAとともに,乳酸を揮発性の誘導体にかえないで,同時に測定することができた,溶出の順序は酢酸,プロピオン酸,イソ酪酸,酪酸,イソ吉草酸,吉草酸,イソカプロソ酸,カプロン酸,乳酸で,それぞれのピークの分離がよく,定量性もすぐれていた。
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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