胆嚢二重造影により表面粘膜構造が明らかになった胆嚢癌の1例
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概要
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症例は75歳女性.健診の腹部超音波検査(US)で胆嚢に腫瘤を指摘された.超音波内視鏡(EUS)および腹部CTなどの断層画像による診断ではIs+IIa+IIb型様のss浸潤癌と診断した.胆嚢二重造影を行い粘膜表面構造はすべて粗大顆粒状であったため,IIa+IIb型様のss浸潤癌と判断し,外科的切除を行った.病理組織学的にはAdenocarcinoma(pap-tub1),ss, papillary infiltrative type with mucosal spreading IIa+IIb, 115×110mm, Gbnfと診断され,IIa部分がss浸潤したために,結果として隆起形態を呈したと考えられた.
著者
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味岡 詠生弌
新潟大学大学院分子・診断病理学分野
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野村 佳克
Npo法人 先端消化器画像研究センター
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牛尾 純
Npo法人 先端消化器画像研究センター
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宮田 英樹
会津中央病院消化器病センター
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佐藤 一弘
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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岩尾 年康
会津中央病院消化器病センター
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吉田 浩司
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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佐藤 雅
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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石野 淳
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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長田 祐輝
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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河瀬 智哉
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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森本 聖子
NPO法人 先端消化器画像研究センター
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高森 繁
千葉徳洲会病院外科
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