成人になり診断された先天性食道狭窄症に対し，食道バルーン拡張術で改善を認めた1例
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概要
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症例は20歳，男性．学童期より嚥下困難を認めていた．精査の結果，胸部上部食道に全周性の高度狭窄を認め，先天性食道狭窄症と診断した．バルーンによる食道拡張術を2コース施行した後，嚥下困難は改善された．先天性食道狭窄症は乳児期に発症し，治療されることがほとんどであり，成人まで無治療で経過することはまれであるが，成人においても先天性食道狭窄症の可能性を念頭において検査，診断すべきであると考えられた．
著者
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山崎 智朗
大阪市立十三市民病院 消化器科
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佐々木 英二
大阪市立十三市民病院 消化器科
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宮野 正人
大阪市立十三市民病院消化器内科
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平松 慎介
大阪市立十三市民病院消化器内科
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足立 賢治
大阪市立十三市民病院消化器内科
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倉井 修
大阪市立十三市民病院消化器内科
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