粘膜下腫瘍の形態を呈したS状結腸粘液癌の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は82歳,男性.排便障害を主訴に受診した.血液検査にてCEAの上昇を認め,CT検査ではS状結腸に接する8cm大の腫瘤を認めた.下部消化管内視鏡検査ではS状結腸に拡張不良な領域を認めたが,粘膜面に病変はなく,粘膜下腫瘍を疑って手術を施行した.術後病理にて粘液癌と診断された.上皮由来の大腸粘液癌において,粘膜面に腫瘍露出部を認めずに粘膜下腫瘍の形態を呈する症例は極めてまれであるため,文献的考察を加え報告する.
著者
関連論文
- O-1-229 抗癌剤と金属磁性体を同時包埋したリポソームを用いた誘導加熱による新しい癌治療法の開発(基礎研究1,一般演題(口演),第63回日本消化器外科学会総会)
- P-2-116 HER2陽性胃癌モデルに対するドセタキセルとトラスツズマブの同時腫瘍内投与の有用性(胃・十二指腸 化学療法5,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会)
- P-3-396 局所温熱化学療法を応用した新しい低侵襲癌治療法の開発(腹水・その他,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会)
- P-3-355 短腸症候群長期静脈栄養管理中に生じたセレン欠乏症の1例(栄養・漢方3 肝胆膵,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会)
- HP-222-6 進行再発胆道癌におけるFDG-PETの有用性と盲点について(胆管(悪性3),ハイブリッドポスター,第109回日本外科学会定期学術集会)
- 小腸内視鏡による確定診断後, 化学療法を先行してから腹腔鏡手術を施行した小腸原発悪性リンパ腫の1例
- 肝細胞癌に対する腹腔鏡下ラジオ波焼灼術の有用性の検討〜人工腹水併用経皮的ラジオ波焼灼術との比較〜
- P-2-122 進行胃癌術後の頸部リンパ節再発に対してTS-1+CDDP+Docetaxel併用療法が著効した1例(胃・十二指腸 化学療法5,一般演題(ポスター),第64回日本消化器外科学会総会)
- 粘膜下腫瘍の形態を呈したS状結腸粘液癌の1例
- 肝細胞癌に対する腹腔鏡下ラジオ波焼灼術の有用性の検討 : 人工腹水併用経皮的ラジオ波焼灼術との比較
- 粘膜下腫瘍の形態を呈したS状結腸粘液癌の1例