富士山落石災害における落石防護補強土擁壁の適用事例
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概要
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2009年7月に,富士山5合目で落石災害が発生した。この災害発生斜面は比較的緩勾配であるにもかかわらず,落石が被災個所まで到達し重大災害に発展している。災害発生後、現地調査をもとにした落石経路のシュミレーションを行い,今後想定される落石規模に対応できる対策工として,高エネルギー落石に対応でき景観にも配慮できる落石防護補強土擁壁工(ジオロックウォール工法)が施工された。本論文では実際施工された落石防護補強土擁壁工の事例を,災害発生メカニズムの調査から対策工選定までの設計手順を踏まえ報告する。
著者
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岡野 肇
応用地質株
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吉田 眞輝
前田工繊株式会社 地盤防災推進部
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岡野 肇
応用地質株式会社
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馬 貴臣
岐阜大学 社会基盤工学科
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辻 慎一郎
岐阜大学 地盤防災講座
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岸 大二郎
株式会社プロテックエンジニアリング
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