紀伊半島におけるラミーカミキリParaglenea fortunei(鞘翅目:カミキリムシ科)の分布拡大
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概要
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ラミーカミキリの紀伊半島における分布拡大を追跡・検証した.文献上の記録によれば,本種は1970年代に三重県伊勢市と奈良県北部で発見後,10から20年の定着期を経て奈良県と和歌山県を中心に次第に南方に分布を拡大した.1999年からは,三重,和歌山,奈良の3県で未分布地を含めて継続的にその分布拡大を調査した結果,2008年には紀伊半島の南端の一部に達したことが確認され,1971年の三重県における初記録以降,37年間で紀伊半島のほぼ全域に分布を拡大したことが確認された.
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