全病変を内視鏡的に切除し得た食道,胃,十二指腸,大腸の4重複5多重癌の1例
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概要
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近年,重複癌報告は増えたものの,4重複癌は稀であり,その多くは外科手術例である.本例はS状結腸癌にEMR,十二指腸癌にESD,胃癌にEMRL,異時性多発食道癌に2度ESDを施行したものである.本例は検索範囲内で唯一の消化管4重複癌症例であり,その上全病変を内視鏡的に切除できた稀な症例である.内視鏡検査が普及し,早期の消化器重複癌の発見が可能になったため,重複癌を念頭においての定期検査が必要である.
著者
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渡邉 幸博
神奈川県立がんセンター消化器外科
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本橋 修
神奈川県立がんセンター内科,外科,病理
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高木 精一
神奈川県立がんセンター内科
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本橋 修
神奈川県立がんセンター 消化器内科
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西村 賢
神奈川県立がんセンター 消化器内科
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柳田 直毅
神奈川県立がんセンター 消化器内科
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中山 昇典
神奈川県立がんセンター 消化器内科
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