シックハウス症候群についての全国規模の疫学調査研究 : ―寒冷地札幌市と本州・九州の戸建住宅における環境要因の比較―
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概要
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Objectives: The aims of this study are to evaluate the associations between residential factors and sick house syndrome (SHS) in a cold region and in a temperate region in Japan. Methods: A questionnaire survey was conducted on dwellings aged within 7 years from 2003 to 2004 in Sapporo and ‘Honshu and northern Kyushu’ including Fukushima, Aichi, Osaka, Okayama, and Kitakyushu. The questionnaire consisted of questions about the characteristics of dwellings, manner of living, and health problems of occupants. SHS was identified from the ‘yes’ responses to the questions on the five items on nasal, throat and respiratory, eyes, skin, and general symptoms that appeared frequently or sometimes at home and improved upon leaving the home. Results: The dwellings with the SHS problem, where at least one inhabitant reported any symptoms of SHS, were 4.7% in Sapporo City and 3.3% in Honshu and northern Kyushu. Regarding ventilation, the principal method was the enforced ventilation in Sapporo and ventilation from open windows in Honshu and northern Kyushu. The sums of five signs of dampness were 0.8 ± 1.0 in Sapporo and 1.3 ± 1.0 in Honshu and northern Kyushu. The elevated scores were accompanied by the increased percentage of SHS in both groups. Condensation on both window panes and walls was strongly associated with SHS. Conclusions: Differences were found in the ventilation method and in the dampness state between Sapporo and Honshu and northern Kyushu. In both groups, the dampness state was associated with SHS.
著者
-
力 寿雄
福岡県保健環境研究所
-
森本 兼曩
大阪大学大学院 医学系研究科 予防環境医学専攻 社会環境医学講座 環境医学
-
岸 玲子
北海道大学大学院医学研究科予防医学
-
瀧川 智子
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科公衆衛生学分野
-
中山 邦夫
大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座環境医学
-
西條 泰明
旭川医科大学第一内科
-
金澤 文子
北海道大学大学院 医学研究科
-
田中 正敏
福島学院大学福祉学部
-
吉村 健清
福岡県保健環境研究所
-
田中 正敏
福島医大・医・衛生
-
柴田 英治
愛知医科大学医学部 衛生学講座
-
田中 正敏
福島学院大学 福祉学部/福島県立医科大学
-
田中 正敏
福島県立医科大学医学部衛生学教室
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