単純X線像における椎間板腔の高さとMRIにおける椎間板変性との関係
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概要
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単純X線像における椎間板腔の高さ,あるいはその断面積がMRIにおける変性度を反映し得るかを検討した.対象は外来患者45人(平均年齢:49.4歳)である.MRIにおけるL3/4およびL4/5高位の椎間板変性をSchneidermanの分類で評価し,単純X線側面像における椎間板腔の測定法として,(A法)本来の椎間板の前方a,中央b,後方cの和を椎体の前後径dで割る方法.(B法)骨棘を含めた椎間板の前方a ’,中央b’,後方c’の和を骨棘を含めた椎体の前後径d’で割る方法.(C法)画像解析により椎間板の面積S1と椎体の面積S2を測定し,そのピクセル比で比較する方法の3つを使用した.その結果A法およびB法ではMRIにおける椎間板変性の程度と呼応していることが分かった.Schneiderman分類における“marked”あるいは“absent”のcut-off値は約0.6∼0.7と考えられた.
- 日本腰痛学会の論文
著者
-
元村 拓
富山赤十字病院整形外科
-
信清 正典
西能病院 整形外科
-
金森 昌彦
富山医科薬科大学 第二病理
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信清 正典
国民健康保険神岡町病院整形外科
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元村 拓
富山医科薬科大学医学部整形外科学教室〔〒930-0194 富山市杉谷2630〕
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