バッチプロセス操作管理のための技術情報基盤
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概要
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プロセス産業が知識集約,高付加価製品の多品種少量生産型への急速な変貌を迫られている状況下で,高付加価値製品の多品種少量生産に適し,需要変動に対する柔軟性を持ったバッチプロセスの重要性は増大している.一方プロセスの操業安全性や環境負荷低減に対する要求も高まっている.本論文は,バッチプロセスの操作に関するモデル,言語,データ構造の標準化提案であるANSI/ISA-S88の概念を拡張,発展させ,多次元データ様式と組み合わせることにより,バッチプロセス操作管理のための技術情報基盤の提案を行った.提案された技術情報基盤によって,高度な変更管理性を持った実行時レシピ(Control Recipe)の生成・管理,操作手順の実行可能性保証,プロセスライフサイクルにわたる設計根拠情報の共有,異常時操作手順の設計・管理・実行の効率性・網羅性向上,プラント挙動の詳細な記録によるプラントメンテナンスや研究・開発の支援が可能となる.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2003-01-20
著者
-
仲 勇治
東京工業大学資源化学研究所
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青山 敦
東京工業大学資源化学研究所
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バトレス ラファエル
東京工業大学資源化学研究所
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仲 勇治
東京工業大学フロンティア創造共同研究センター
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仲 勇治
東京工業大学 資源化学研究所
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