2回のVATS後の再発時に膿胸を合併した自然気胸の1例
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概要
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症例は22歳男性, 右自然気胸にて16歳, 21歳時に胸腔鏡下肺部分切除の既往があり, 3回目の再発にて2003年4月来院した. 来院時, 発熱と全身倦怠感を認め, 黄色ブドウ球菌による膿胸を合併していた. 2週間の胸腔洗浄と抗生剤投与で全身状態の改善を図った後, 肺剥皮術を施行した. 術後もエアーリークが止まらず, 長期間ドレナージを必要とし, 第47病日軽快退院した. 過去2回の手術の肺尖部のステープルは, 摘出せず, 肺尖部が拡張して死腔がなくなるまでに時間がかかった.
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