肋間を介し胸壁内外に非連続性の腫瘤を形成した胸壁神経鞘腫の1切除例
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概要
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症例は56歳,男性.1993年より右上肺野の腫瘤陰影を指摘されていたが,2003年,増大傾向が認められ当科紹介となった.1997年に胸髄のdumbbell型の神経鞘腫を切除されている(椎弓切除).胸部CT・MRIではdumbbell型にもみえる腫瘤が胸腔内外に右第1肋間を介して存在した.MRIの所見からも神経鞘腫を第1に考え,手術を施行した.部位・腫瘤の性状より胸腔内外両方からのアプローチが必要と考えた.胸腔内操作は胸腔鏡下に行った.結果的には2個の腫瘤が偶然第1肋間を介して存在していた.病理診断はともに神経鞘腫であった.手術所見より各々肋間神経,腕神経叢由来と考えられた.
- 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会の論文
- 2004-09-15
著者
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