インターネット上の情報資源の恒久的な保存と公開
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概要
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インターネットで利用できるデジタル形式の情報が増大しており,インターネット上の情報の保存が社会的に重要な関心事となりつつある。最初からデジタル形式で作成される「ボーン・デジタル」情報の比率がインターネット上で増大している。インターネット上のデジタル情報の保存プロジェクトは,大きく2種類のタイプに分けられる。1つは,Wayback Machineのように,公開されているHTMLページを自動的に収集し,過去のいろいろな時期のWebサイトのスナップショットを見せてくれるものである。もう1つは,PANDORAやWARPのように,特定のコレクションについて人手でメタコードの付与などをするものである。インターネット情報資源の将来の発展について基本的な理解ができているとは言えないので,現在は明らかでない多くの可能性が想定される。互いの組織間での協力関係が形成できれば,インターネット情報資源の保存や利用に関して急速な改善を図ることができよう。
- 独立行政法人 科学技術振興機構の論文
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