プラスチック分解の連続分布速度論
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概要
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連続分布速度論はマクロ分子混合物成分の分子量分布(または主鎖長)を基にした高分子反応の速度論的解析の方法である。個々の化合物として分離検出が不可能な混合成分に対して分子量分布関数を考え, その増減の収支方程式を立てる。収支方程式からはモーメント値が得られる。高分子の分子量分布の特徴を表すモーメント値は, それぞれの成分のモル濃度や重量濃度などを与える。モーメント値は平均分子量や分布の分散と関連づけられる。成分の分解反応を表す収支方程式の速度係数項とモーメント値は速度式上で関連している。反応機構を基にした速度式から得られるモーメントの理論的経時変化とサイズ排除クロマトグラフィーで得られる分子量分布から算出されるモーメントの実測値を比較することで速度係数を求めることが可能である。連続分布速度論を用いればプラスチックの分子量分布の経時変化を分解機構を考慮して, シミュレートしたり, 速度係数を算出することが可能となる。
- 社団法人石油学会の論文
- 2003-05-01
著者
-
小田 洋一
名古屋大学大学院理学研究科
-
小寺 洋一
産業技術総合研究所 エネルギー利用研究部門
-
MCCOY Benjamin
Dept. of Chemical Engineering, Louisiana State University
-
Mccoy Benjamin
Dept. Of Chemical Engineering Louisiana State University
-
小寺 洋一
産業技術総合研
-
J. McCoy
Dept. of Chemical Engineering, Louisiana State University
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