二倍性人類腫瘍の数例について (予報)
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概要
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人類の悪性腫瘍5例において染色体観察を行い, 二倍数に近く, しかも特有な染色体構成をもつ腫瘍細胞が高い頻度で出現することから, それらの細胞群を腫瘍形成に第一義的に関与する種族細胞と推論した。No. 32, No. 40およお No. 46腫瘍は染色体数46前後に, No. 26腫瘍は48前後にNo. 35腫瘍は48および55前後の腫瘍細胞が最も高頻度に存在した。No. 35, No. 40および No. 46腫瘍の染色体構成を分析したが, それらの構成は Tjio &Lavan (1956) の報告した正常体細胞の染色体構成に類似している。
- 日本遺伝学会の論文
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