除虫菊の細胞遺伝学的研究 .1 : シロバナノムシヨケギクの倍数体の形態およびピレトリン含有量の比較
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概要
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1) 筆者は1955年除虫菊の3倍体, 4倍体および異数体が生じているのを見いだし, これらおよびこれらから育成した3倍体および4倍体について細胞遺伝学的研究を行なった。2) 3倍体は2倍体および4倍体に比較すると, 生育が旺盛で草丈は高くなり, 他の多くの形質は1般に2倍体と4倍体の中間であった。4倍体は2倍体に比較すると, 生育が旺盛で草丈は高く, 1株当りの着花数は少なく, 頭状花は大きくてその重さは約2倍で, 開花期が遅い。3) 3倍体のピレトリン含有率は2倍体と同程度である。また, 4倍体のピレトリン含有率は2倍体および3倍体よりも低い。
著者
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