クラムヨモギの油腺及び分泌腺について
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概要
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(1)筆者はクラムヨモギの油腺及び分泌腺について特にその発生過程及びサントニン含有との関係について調査した。(2)油腺は茎、葉,頭状花等の表皮に生じ、1個の油腺母細胞の分裂の結果4個の油腺柄細胞と8個の油腺細胞とから構成され,その中に葉緑体を有する。(3)油腺の発達と共に生ずる油嚢には油脂を含み,サントニンは最下層の油腺細胞に生じ,次第に増加して遂に上層の油腺細胞及び油嚢にも含まれるにいたる。(4)分泌腺は茎,葉,頭状花等の内部組織に管束につて生じ,多数の細長い油腺細胞がそれらの細胞間隙を中心に外方に向い細胞の扁平化によって生ずる離生間隙とからなり管状である。油脂及びサントニンを含む。
- 日本育種学会の論文
- 1959-09-30
著者
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