Leucobacter exalbidusのジアルキルエーテル型リン脂質
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概要
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微生物の化学分類において,リン脂質のパターンは,様々な微生物の異なるタイプを識別するのによく利用される。本研究ではLeucobacter exalbidusのリン脂質の組成を液体クロマトグラフィー・エレクトロスプレーイオン化マススペクトロメトリー(LC-ESI-MS)で分析した。その結果,Leucobacter exalbidusのリン脂質成分は,未知物質以外に,主成分としてphosphatidylglycerol及びdiphosphatidylglycerolを含んだ。さらに詳細な解析により,Leucobacter exalbidusにはジアルキルエーテル型リン脂質が存在することが示された。ジアルキルエーテル型リン脂質は,主に高度好熱菌,古細菌及び硫酸還元菌で見出されている。LC-ESI-MSのデータ解析により,2つのエーテル型リン脂質dialkyl(33:0)phosphatidylglycerol及びdialkyl(32:0)phosphatidylglycerolが同定された。本研究において初めてActinobacteria門からジアルキルエーテル型リン脂質が見出されたことになる。
- 日本微生物資源保存学会の論文
日本微生物資源保存学会 | 論文
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