殺菌水の煙霧散布を利用した畜産環境コントロールシステムによる豚生産向上(3)
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概要
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本研究では,公園などの暑熱対策として利用されている煙霧散布と,食品添加物としても安全性に懸念のない微酸性次亜塩素酸系殺菌水を組み合わせた煙霧システムを,簡易子豚育成装置での応用するため,繁殖を主とする農家にて実証試験を行なった結果,子豚の損耗率が改善する傾向が見られた。1。殺菌水を散布した試験区では,導入頭数356頭,へい死・淘汰頭数4頭となり,損耗率は1。1%であった。散布を実施しなかった対照区では,導入頭数363頭,へい死・淘汰頭数11頭となり,損耗率は3。0%となった。両区に有意差は認められなかった。2。へい死・淘汰頭数がもっとも多かったのは試験区・対照区ともに11月であったが,試験区3頭に対し対照区8頭と試験区の方が少ない傾向が見られた。
- 2012-10-00
著者
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