浚渫窪地周辺海域における貧酸素化とマクロベントス群集の応答の定量化
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概要
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日本各地の内湾域には,様々な規模や形状の土砂浚渫跡の窪地(以下,窪地と言う)が多数存在する。窪地は"貧酸素水の無限発生装置"のような状況である。貧酸素の進行に伴うマクロベントスの斃死過程について,貧酸素が進行し解消する時期の双方で,溶存酸素飽和度と水温を加味した酸素環境を時系列的に表現できる指標の作成を試みた。さらに,三河湾奥部の窪地周辺において,貧酸素の進行から解消までの酸素環境とマクロベントスに関する高頻度な観測を行い,その指標を適応させることで,マクロベントス群集の変化を斃死から回復まで予測することが可能となったので報告する。
- 日本水産工学会の論文
- 2012-07-00
日本水産工学会 | 論文
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