薬剤処理によるカンキツの種子混入軽減効果(1)
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概要
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カンキツの種子混入を防止するための手段として,花粉発芽を阻害する物質の探索を行った。その結果,ギ酸を含む塩類が花粉の発芽および花粉管の伸長を阻害することが判明した。寒天培地に含まれるギ酸カルシウムの濃度が高いほど花粉の発芽は抑制され,100倍でまったく発芽しなかった。また、ギ酸カルシウムの発芽阻害はpHによるものではなく,ギ酸カルシウムの直接的な効果によるものである。このようなことから,ギ酸カルシウムはカンキツの種子混入を防止する薬剤として利用できる可能性が示された。
- 2012-03-00
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