施設栽培における中晩生カンキツ「麗紅」の裂果発生要因の解明と軽減法
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概要
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施設栽培の中晩生カンキツ「麗紅」について,裂果の発生実態を調査し,その発生要因の解明と発生軽減法について試験を行った。その結果,下記のことが明らかとなった。1)裂果は 9月から10月にかけて発生するが,年次や作型によって発生消長は異なっていた。また,累積裂果率は60%程度であった。2)裂果の発生はかん水が多く,かつしゃ光をすることで増加した。このことからかん水やしゃ光によって果実の日中の収縮が抑えられ,日肥大量が大きくなることが裂果を助長する要因であると推測された。3)摘果時にできるだけ縦長の果実を残すことで裂果の発生を軽減することができる。
- 長崎県農林技術開発センターの論文
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