愛知県の多様な栽培環境におけるダイズほ場のクモ類
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概要
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愛知県内のダイズほ場におけるスィーピングおよびピットフォール・トラップを用いた調査の結果、2008~2010年の3年間に11科33種のクモ類を記録したが水田と比較して個体数は少なく、ダイズほ場は、イネ・ムギとの輪作、中耕・培土、一時的な湛水などによりクモ類の生息場所としては安定していないと考えられた。スィーピングで特に多かったヤホシサヤヒメグモとトガリアシナガグモ、ピットフォール・トラップで最も多かったキクヅキコモリグモは、いずれも水田に多く生息する種であり、周辺に水田が多いダイズほ場において有用な天敵として機能していると考えられた。各調査ほ場における農薬の施用、ダイズ生育、栽培管理等の各栽培環境要因とクモ類個体数、また、栽培環境の総合評価とクモ類個体数に強い相関は認められなかった(R2=0。0907)。
- 2011-12-00
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