繭糸交絡撹拌糸の特性
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概要
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繭糸交絡撹拌繰糸機で繰製した糸について特性評価を行った。生糸繊度においては,煮繭時間,ロータ一回転数,繰糸速度の影響が非常に大きく,特に,繭の浮き沈み(浮き繰り,半沈)の差異が繊度に大きく影響を及ぼすことが明らかとなった。かさ高性,ヤング率についても,繭糸の絡みに影響を及ぼす煮繭時間, ロータ一回転数,繰糸速度の影響が大きいことがわかった。かさ高性があり,やわらかい糸を繰製するためには, 繭糸の絡みを大きくする必要があることが分かった。本繰糸方法では, 煮繭時間が繊度や物性に大きく関わっており,目的の太繊度糸繰製には煮繭条件が重要であるといえる。
- 大日本蚕糸会の論文
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