FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(3)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フロアブル剤,液剤など水分を多量に含有する農薬製剤について,赤外スペクトル波形の比較から処方検査を行う手法を検討した。その結果,フロアブル剤および水分含有率の極めて高い(>95%)製剤を除く液剤については,ATR法(全反射測定法)で測定した赤外スペクトルから水の吸収ピークを差し引いて得られた差スペクトルが処方検査に有用であることが示唆された。一方,水分含有率の極めて高い液剤については,製剤中に含まれる一部の成分をジクロロメタン相に転溶・濃縮した溶液を測定試料とすることで,処方検査に利用可能な赤外スペクトルを測定できると考えられた。
- 2012-02-00
著者
関連論文
- 河川微細藻類に対する水稲除草剤の影響評価法に関する生態学的研究(学会賞受賞論文(奨励賞))
- B307 小型水田ライシメータを用いた水田での農薬動態シミュレーション
- B213 多変量解析法を用いた近赤外分光法による製剤処方判別法の検討
- FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(第2報)
- FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(第1報)
- FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(第3報)
- 農薬製剤のFT-IR/ATRスペクトルによる異同識別
- FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(1)
- FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(3)
- FT-IRを用いた製剤分析方法の確立(第2報)
- 7S-1 河川微細藻類に対する水稲除草剤の影響評価法に関する生態学的研究(奨励賞,受賞講演要旨)