極早生ウンシュウミカンの高糖度果実生産のためのTDR土壌水分計を用いた測定法と土壌水分管理
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概要
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極早生ウンシュウミカンのシートマルチ栽培における高糖度果実生産のための簡易な土壌水分診断法として,TDR土壌水分計による効果的な測定方法を明らかにし,測定値を目安とする土壌水分管理の有効性について検討を行った。「日南1号」8年生樹におけるTDR測定値とプレッシャーチャンバーで測定した葉の最大水ポテンシヤルには,主幹から90cm地点を12cmのセンサープロープで測定した場合に最も相関が高く,樹冠外周部が測定位置の目安となると考えられた。TDR測定値を目安に土壌水分の管理を行った「日南1号」および「上野早生」のシートマルチ被覆樹では,着色8分以上,糖度11度前後の果実が生産され,TDR測定値を目安とする土壌水分管理が高糖度果実生産に有効であることが示唆された。
- 2011-03-00
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