葉影率から推定したLAIに基づく露地栽培ブドウの着果量調節事例
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概要
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露地栽培の生食用ブドウ18品種について,2か年にわたる事例調査研究を行い,生産現場で簡易に設定できるLAIに基づく着果量調節の手順について明らかにした. 着果量調節を行う満開40~50日後のLAIと葉影率との間には,1%水準で有意な二次回帰が認められ,葉影率からLAIの簡易推定が可能であった. LAIに基づく着果量調節では,樹冠占有面積当たりのLAI,樹冠占有面積,想定果房重および葉面積当たりの着果量(赤色系0.6~0.8kg・m-2<黒色・紫色系:0.8~0.9kg・m-2<白色系:1.0~1.1kg・m-2)を変数に用いて数式化し,樹冠占有面積当たりの着房数を算出した. 実証試験の結果,品種固有の特性が十分に発揮された高品質果実が得られた.
- 園芸学会の論文
- 2012-01-15
著者
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