2006年から2010年における一番茶の原葉形質と荒茶品質
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概要
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2010年3月30日に静岡県下で発生した凍霜害と4月の低温による影響の調査結果が当年7月20日静岡県議会産業委員会で明らかになった。それによると,静岡県内全茶園面積の7割強に当たる1万4268haの茶園で収穫量が減る被害を受け,一番茶産出額は平年比で44億8900万円減少したことがわかった。今回の被害は1979年4月18日および22日に発生した凍霜害に匹敵し,30年に一度の被害であると言われている。静岡県島田市金谷猪土居にある独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所(以下,野菜茶業研究所)試験研究圃場においても同様に凍箱害を受け,摘採期が遅れるなどの影響を受けた。そこで今回,2006年から2010年の過去5年間に摘採された生葉の原葉形質と製造後の荒茶品質についてまとめ,凍霜害による影響を考察したので報告する。
- 2010-12-00
著者
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