在来軸組工法における構造部材の接合技術の確立
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概要
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木造建築に用いる部材の乾燥が接合強度に及ぼす影響と建築設計において重要視されている柱頭柱脚部の接合強度性能について試験を実施した。部材の乾燥が接合強度に及ぼす影響については柱-梁のせん断試験を実施し、天然乾燥、中温人工乾燥、高温人工乾燥、未乾燥の各試験区間の強度には大きな差が見られず、梁-梁のせん断試験では、未乾燥材での接合後の時間経過により強度の低下が確認された。柱頭柱脚部においては、長ほぞ差し込み栓打ちの引張強度試験で込み栓の樹種、横木(土台、梁、桁)の樹種、込み栓のサイズ、込み栓の加工位置等の条件別で実施し、その結果2本込み栓打ちが有効であり、特に2本込み栓を斜め打ち(縦方向20mm間隔)にした場合、高い値で基準の必要耐力を上回った。
- 2010-05-00
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