土壌を経由した後作物への農薬残留に関する調査研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
後作物残留性に関する事例調査の一つとして、稲育苗箱からの農薬の溶出率を明らかにした。物理的化学的性状の異なる4種類の農薬を施用した土壌を育苗箱に入れ、約1ヶ月間に渡り灌水後の溶出水中における各農薬濃度を測定したところ、水溶解度の高い農薬ほど流出量が多くなる傾向にあり、農薬の溶出量と水溶解度に相関が認められた。また、育苗箱の下に活性炭入り不織布を敷き、溶出水中の農薬の除去効果を調査したところ、通過量がおよそ半分になる効果が認められた。
- 農林水産消費安全技術センター農薬検査部の論文
- 2010-03-00