ポーラスコンクリートを通過する流れの流速と動水勾配の関係

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概要

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材料内部を水や空気が通過することがポーラスコンクリート（POC）の大きな特徴である。POCを水質浄化、沈砂池、ダムの法面対策などに活用していくためには、POC内部を通過する流れの特性を把握する必要がある。特にPOCを通過する水の流れを対象とする場合は、流れの動水勾配と流速の関係を明らかにすることが重要である。本研究では、骨材種別及び空隙率が異なるPOC及び骨材単体の供試体を作成し、供試体ごとに動水勾配を変化させた定水位透水試験を行い、供試体を通過する流れの動水勾配と流速の関係を明らかにする。さらに、化学工学の分野で粒状体を通過する流れの圧力低下推定式として用いられるErgunの圧力降下式をPOCの動水勾配－流速関係に導入し、POCの内部を通過する流れの動水勾配－流速関係をPOCの空隙率及び骨材種別から推定するモデル式の作成を試みる。なお、本研究におけるPOC供試体を通過する流れは、POCの内部が完全に水に飽和されている状態（飽和状態）を対象とする。
2010-03-00

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