キュウリモザイクウイルスのサテライトRNAによるトマトモザイク病の病徴軽減
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概要
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植物ワクチンとして予防的に利用されている弱毒ウイルスの治療的利用について検討した。すなわち、CMVの感染により発病したトマトのモザイク症状が弱毒ウイルスの接種により軽減することを明らかにした。また、この現象は弱毒効果を有するサテライトRNAに起因するものであった。その結果、CMVによるトマトモザイク病の果実減収を抑制できることを示し、ウイルス病治療の可能性を提示した。
- 北海道農業研究センターの論文
- 2010-02-00
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