寒冷期における鶏死体の発酵消毒法
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概要
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高病原性鳥インフルエンザ発生時の死体処分法の一つとして示されている鶏死体の発酵消毒法(混合法)を冷涼条件(平均5℃)および寒冷条件(平均-1℃)下で実施したところ、両試験ともに発酵熱は鶏インフルエンザウイルスの不活性化に必要な56℃以上に上昇した。また、堆積物中に埋設した生ワクチンは一定温度で放置する場合に比べて、発酵消毒によりウイルス力価が著しく低下した。これらのことから、冷涼・寒冷条件下においても鶏死体の発酵消毒法の適用が可能と判断された。
- 北海道農事試驗場北農會の論文
- 2009-07-00
著者
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