早熟性のカンキツ新品種「あまぽん」の育成
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概要
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「あまぽん」は、1990年に福岡県農業総合試験場で「清見」に「早香」を交配して育成した早熟性のマンダリンタイプのカンキツ新品種である。果実は200g程度の大きさ、扁平形でポンカンに似た香りがあり、12月中下旬に成熟する。果皮は薄く柔らかで、色は黄橙である。剥皮は容易であり、浮皮は発生しない。果肉は橙色で柔らかく、多汁で食味良好である。「あまぽん」はウンシュウミカン同様に他のカンキツでは冬期の寒さが厳しい地域にも適応し、県内で広い栽培が期待される。
- 2009-03-00
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