Dysphagia secondary to dermatomyositis associated with transitional cell carcinoma of the bladder
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概要
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症例Transitional cell carcinoma (TCC) of the bladder is the most common tumor of the urinary tract. However, there have been very few reported cases of paraneoplastic dermatomyositis (DMM) associated with transitional cell bladder carcinoma. We report such a case in a patient who presented with pathologic evidence of well differentiated TCC, stage pTaG2, and DMM. The patient later developed dysphagia, which was presumably secondary to DMM. Clinical symptoms of DMM improved after surgical resection of the carcinoma. Symptoms ultimately resolved after high-dose methylprednisolone treatment and swallowing retraining by speech therapists. Clinicians need to be aware of the increased risk of malignancy in patients with DMM. Such malignancies can be detected before, concurrent with, or after diagnosis of DMM. Carcinoma of the urinary bladder should be added to the list of malignancies that are complicated by paraneoplastic DMM. Hematuria is suggestive of an occult urological malignancy. Dysphagia in DMM is associated with a poor prognosis unless recognized early. 膀胱の移行上皮癌は尿路系の悪性腫瘍においては比較的頻度が高い疾患である．しかし皮膚筋炎と関連した腫瘍随伴症候群として膀胱癌が関与した症例は少ない．今回われわれは71 歳男性の皮膚筋炎に内臓悪性腫瘍の精査にてpTaG2 の高分化型移行上皮癌が判明し，その後嚥下困難を生じた1 例を経験したので報告する．嚥下困難は膀胱癌切除後に症状は徐々に改善していき，さらに高容量のステロイド全身投与と言語療法士による嚥下訓練が奏効したと考えた．われわれ臨床医は皮膚筋炎の患者において悪性腫瘍の存在するリスクが増加することを認識する必要があり，発見されるのは皮膚筋炎の診断の前もしくは後か同時である．皮膚筋炎に膀胱癌を併発する例は比較的まれである．しかし尿検査における潜血反応が比較的容易に施行できるため早期発見には有用と考える．
- 東邦大学医学会の論文
- 2012-01-00
著者
-
大原関 利章
東邦大学医療センター大橋病院病理部
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大原関 利章
東邦大学医療センター大橋病院病院病理部
-
大原関 利章
東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科
-
大原関 利章
東邦大学医学部病院病理学講座
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大原関 利章
東邦大学医学部大橋病院病理学
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向井 秀樹
東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科
-
鈴木 琢
東邦大学医療センター大橋病院 皮膚科
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