食道結核の1例
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概要
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症例は75歳男性.近医における上部消化管透視にて食道に異常を指摘され,紹介された.食道透視では,中部食道に中央にニッシェを伴う隆起性病変を認め,内視鏡検査でも,中央に陥凹を伴う隆起性病変を認めた.生検病理にて類上皮細胞を伴う肉芽腫を認めたため,結核性病変を疑い食道病変部ブラッシング施行,塗沫標本にて結核菌(Gaffky1号)を検出し食道結核と確診した.抗結核剤投与3カ月後の内視鏡検査では,病変はほとんど消失したrights:社団法人日本消化器内視鏡学会rights:本文データは学協会の許諾に基づきJournal archiveから複製したものである
- 社団法人日本消化器内視鏡学会の論文
- 1993-04-20
著者
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