ラット窒息モデルの心肺蘇生におけるエンドセリン1至適投与量の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
エンドセリン1は強い血管収縮作用を有するため心肺蘇生における有用性が期待されている。今回我々はラット窒息モデルを使用しエンドセリン1の至適投与量を検討した。雄性SDラット28匹を4群 (1μg/kg: E1群, 2μg/kg: E2群, 4μg/kg: E4群, 8μg/kg: E8群) に分けた (各群n=7) 。気管内チューブを5分間閉塞後, エンドセリン1の投与, ラット専用心臓マッサージ機による心臓マッサージ (180回/分) , 100%酸素投与下の人工呼吸を行った。蘇生率はE1群2/7, E2群5/7, E4群5/7, E8群2/7, 生存率はそれぞれ2/7, 5/7, 2/7, 1/7であった。ラット窒息モデルの心肺蘇生においてエンドセリン1の至適投与量は4μg/kg以下と考えられた。rights: 日本蘇生学会rights:本文データは学協会の許諾に基づきJournal archiveから複製したものである
- 日本蘇生学会の論文
- 2002-08-10
日本蘇生学会 | 論文
- 頭部外傷後のリハビリテーション中, 高血糖昏睡, ショックとなり救命し得なかった1症例
- 交通外傷後のMyonephropathic metabolic syndrome (MNMS) において線溶過剰抑制状態が観察された一例
- ラット窒息モデルの心肺蘇生におけるエンドセリン1至適投与量の検討
- イメージングによる脳蘇生・神経細胞死の病態解析
- 人工呼吸を必要としない心肺蘇生法の試み