学校外補習学習費の支出傾向と地域特性-社会経済的データを基に-
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概要
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本研究では,世帯の家計支出傾向を示す「消費支出推計データ」(JPS),および居住者特性の地域累計であるジオデモグラフィクス(モザイク・ジャパン)を用いて,家計における学校外補習学習費の支出傾向と地域特性との関係を定量的に捉えた。その結果,補習学習費の支出傾向は,世帯あたり子ども数,大卒率,持ち家率といった世帯個別の要因に規定されると同時に,流出入などの人口変動,通勤・通学といった社会活動のスタイル,及び人口密度等で表される都市化の程度など,地域特性からの影響も受けていることが明らかになった。特にいくつかの地域で補習学習費支出が抑制されている実態が明らかになり,いわゆる「学習格差」の存在が析出された。This paper built a mathematical model for describing the expenditure for supplementary education outside schools. The model used geodemographics as well as social, demographic, and economic spatial data as independentvariables. Expenditure was estimated based on spatially aggregated data. The result revealed that the number of children per household is the most influential. It also showed that social and economic factors such as the ratio of people working in different places, the ratio of house ownership, and other regional properties also play a crucial role.
- 2013-03-01
著者
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