越谷市における市民の生活実態・意識調査(1) :越谷13地区住民の地域との関わり
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概要
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文教大学生活研究所が位置している埼玉県越谷市の典型的な住民が、今現在、どのような状態で暮らし、何を感じて生活しているのかを、総合的に検討することを目的とし、質問紙による調査を市民522名に対して実施した。本研究では、調査内容の一部であった住民の地域における関わりについて、その実態や意識を分析した。主とする結果は、①居住市民の市への愛着率が8割を超えるほど高いこと、②近隣との付き合いを当然と認識している割合が9割強になっていること、にもかかわらず、③わずらわしさを感じている割合が5割弱におよぶこと、また、④共同作業に進んで協力することに難色を示す割合が4割を超えていること、それが、⑤若年層の世帯を中心とした居住15年未満の住民に顕著に現れる特徴となっていることを示した。従って、現在の越谷住民は、地域内での何らかのコミュニケーションの必要性を充分に認めている一方で、実際には手こずることも予見され、地域全体における共同した街づくりなどのような活動には、若年層の取り込みなど今少し考慮すべき点があるものと推察された。
- 2013-03-00
著者
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鈴木 国威
東京都立大学理学研究科
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鈴木 国威
東京都立大学大学院理学研究科博士後期過程
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鈴木 国威
慶應義塾大学先導研究センター
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鈴木 国威
慶応文教大学先導研究センター・ふたご行動発達研究センター
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