ドイツにおけるコーポレート・ガバナンス論の展開
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概要
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本稿は,ドイツにおいてとりわけ1990年代以降急速に影響力を高めてきた「シェアホルダー・バリュー論(Shareholder Value)」の視点からドイツにおけるコーポレート・ガバナンスの変容に対して検討を加えるものである。コーポレート・ガバナンスとは,公開株式会社をその対象とし,「会社は誰のものか」という問題提起を根底に置きながら,企業のトップ・マネジメソトの意思決定や,行動に対する監視・牽制機能を誰がどのようにして行いうるか,という問題と,企業のトップ・マネジメントの諸機能を,どのようにして効率よく推し進めるかという問題とを主要な論点とするものである。したがってコーポレート・ガバナソス問題とは,本源的にはこうした企業支配をめぐる所有と経営の関係に焦点を当てた議論であり,これを狭義のコーポレート・ガバナンス概念と分類できる。
- 明治大学大学院の論文
- 2003-00-00
著者
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