歯科臨床におけるメタクリル酸メチルの作業環境測定
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概要
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要旨:歯科臨床で使用する常温重合型アクリルレジン使用時の、治療椅子周囲でのメタクリル酸メチルモノマー濃度を、VOC(揮発性有機化合物)モニターで測定した。混和法による作業では、発生源から50cmの治療椅子上方で最高24ppm に達した。歯科診療区画での治療時のMMA 濃度は、筆積法による作業で11ppmに達し、診療後の後片付けでも同様であった。8診療区画を有する診療室での終日測定では、診療開始により濃度が上昇し1.5ppm前後で推移し、診療終了後下降した。MMA 濃度はACGIH の定める時間加重平均値50ppm以下であったが、曝露の実態を明らかにするにはさらなる測定事例の追加が必要である。
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