Faculty Developmentにおける授業設計シミュレーション講義「環境科学論 -地球温暖化を中心として-」の設計
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概要
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本稿は、弘前大学における平成19年度のファカルティ・ディベロップメントの一つとして行われた教員研修の際に、参加教員によって検討・設計された講義に関する報告である。この教員研修では、複数の学部の教員によってグループを構成し、それぞれの専門分野の視点で、教養科目(テーマ科目)のテーマを検討・設定した。さらに、設定したテーマに関して、グループ内の討議によって、概要、一般目標、行動目標などについて検討・設定し、その結果に基づき、学習方略、評価方法について検討してシラバスを作成した。シラバス作成の過程では、内容の検討を三段階に分け、各段階でグループ討議による設計作業とその内容に関する全体討論を行い、段階ごとの授業設計と客観的な評価・修正を行った。本稿では、作成した授業内容の紹介に加えて、授業内容(主に、一般目標)についての評価を、弘前大学の理念・教育目標および21世紀教育の教育目標を参考にして行った。今回のこうした研修により21世紀教育科目として要求される水準を満たす講義の設計を行うことができた。このような取り組みはFD活動を通しての授業設計の有用性を示唆している。
- 弘前大学21世紀教育センターの論文
- 2008-03-31
弘前大学21世紀教育センター | 論文
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