〈ノート〉「田園」(ベートーヴェン作曲交響曲第6番)における生物多様性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
[Synopsis] The biodiversity in Beethoven's Pastoral Symphony is presented for discussion. The season of this symphony was inferred to be early summer, according to the song of birds (2nd movement), and the other motives of this symphony. Beethoven had recognized at least three species of birds; nightingale, quails, and cuckoo, and might have had a great interest in many plants and animals based on the many motives of this symphony. In this symphony, especially the final movement, Beethoven arrived at a conclusion of coexistence of nature and humans. [要約] ベートーヴェン作曲交響曲第6番「田園」における生物多様性について、考察した。初めに「田園」の季節について考察してみたが、よく言われていように、初夏の情景と考えられた。ベートーヴェンは少なくともサヨナキドリ(ナイチンゲール)、ウズラ、カッコウ、の3種類の野鳥を識別でき、これ以外にホオジロにも関心があったと思われる。その他にも、曲想からして、いろいろな生物をこの曲に取り入れていたと思われ、それらに対する、いつくしみの感情も強かったと思われた。第5楽章では、自然と人間の調和という結論に達していたように推察された。
著者
関連論文
- 近畿大学奈良キャンパスにおけるガ類の生息状況(1)スズメガ科、ヤガ科(カトカラ属等)
- 近畿大学奈良キャンパスにおけるヤママユガ科ガ類の生息状況
- A223 数種ガ類成虫の越冬場所とその特性(動物行動学 行動生態学)
- 近畿大学奈良キャンパスにおける庭園木クロガネモチの分布
- カード型図鑑を用いた自然観察会の活動成果--里山修復プロジェクトからの学びを形へ
- 近畿大学奈良キャンパスにおける山菜の生育状況
- 大阪におけるアベリアの訪花性鱗翅類
- 〈ノート〉「田園」(ベートーヴェン作曲交響曲第6番)における生物多様性
- 〈原著〉近畿大学奈良キャンパスにおけるキノコ群集の季節別、環境別変化